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三国志に関するメモ

カテゴリー「三国志(小説)」の記事一覧

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三国志平話のメモまとめ

平話を読みながらとってたメモを箇条書きで並べるだけ。
順番も適当、無知を晒すよ!

・義勇軍の時、劉備が錦の戦袍をまとっているって描写あったけどこの時はまだ錦を纏える身分じゃなかったと思うなぁ

・呂伯奢の件について一切触れてなかったのは意外だったかも

・呂布を処断する場面で、呂布と劉備が曹操のことを丞相と呼んでる
呂布が死んだときに曹操が丞相就任してるはずがない

・演義で「詩を作ってるとこみたことないから彼がこんなことをするはずない!」と劉表に言わせた劉備が詩を作ってた
しかも詩のやり取りで趙雲と出会った…

・長坂で「二夫人共に死す」という絶望感。ちなみに井戸に投身してない

・劉備の前に、孫権が孔明に三顧の礼をしたけど孔明は出仕しなかった
三顧の礼をしたから劉備の元で働いたのではなく、劉備だから協力したって印象が強くなるな

・赤壁は呉が最初から戦闘モード
張昭の名前なんてなかった。孫策の遺言が何故か孫堅からのものになってた

・孔明は周瑜と同じくらいの美人さんだったって

・周瑜と孔明が掌に策を書くとこで、周瑜が「火」、孔明が「風」で異なってる

・蒋幹が「張子房」或いは「太公望」と見立てられてる

・黄蓋氏、赤壁に散る……!?

・ホウ統と周瑜が知り合いだし、しかも文面からして義兄弟的なものに読めるんですが…孫策は……?

・馬超と馬岱がいとこじゃなくて兄弟になってる

・歌を歌いながら登場というのは演劇的。平話には歌って登場するシーンがいくつかある
平話は演劇のパンフレットみたいな感じらしい
演義の徐庶はこの流れが残ってるのか?

・蒼天己死っておかしいのか…
漢は五行説で火行にあたる。だから黄巾(土行)なわけだが、火行だったら赤になるはず。
蒼天って何を示してるんだ?
ちょっとググってみたら五行説に蒼ってないんだけど
「蒼天=天命」で(漢に対する)天命はすでに死んでいる!みたいなことですかね?

・関羽が孫権のことを農夫って言ってたけど、犬よりマシだ

・于禁が呉に捕えられてなかった

・関羽が蜀の太子に劉禅を推す→劉封、関羽にいい感情を抱かない
麦城からの援軍要請の手紙を劉封が潰してて、演義の被害者っぷりはなんだったのかと

・曹操が罪をでっち上げて漢の太子を殺した挙句、跡継ぎは優秀な人にすべき!ウチの子どう!?ってあんた…

・夷陵に孟獲が援軍として来てる
これが後の南征に繋がるっていうのは面白いし、割と筋通ってると思った

・呂蒙殿が長生きしてる。夷陵にいる
陸遜の手柄が半減してそう

・関羽の死後にも関平は出てくる。関索も出てくる。関興は出てこない

・王平が南征で死んだ

・孔明のえげつなさ
孟獲を何回も逃がす際に保釈金を要求して蜀の国力回復とは

・梅の実のエピソードが南征での諸葛亮の機転になってる

・孔明が名前を聞いただけで姜維の才を見抜いたのには驚かされた。しかもこの2人、養父と養子の関係になってしまった

・蜀軍が街亭を占拠していたところを魏軍に奪われ、その責任を馬謖がとったことになってる
馬謖が孔明の言うことを聞かなかったからではない

・張コウが皇妃の父なんですか…?
あの張コウですか?同名の別人ですか?

・孫権が死ぬの早いと思う
北伐の時はまだ生きてるよ

・「死せる孔明、生ける仲達を走らす」みたいなこと言ってたけど、どこが死せる孔明の影響だったのかよく分からなかった
孔明人形が出てきたわけでもないし

・司馬懿が皇帝になってた

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三国志平話

カテゴリを小説にしていいのかよく分からんですが…
翻訳の三国志平話読了!
300ページくらいで後漢時代の説明から晋の滅亡までを描くという充実っぷり。
とはいえ、蜀滅亡以降を数ページでざっくり説明した結果の晋滅亡です。
主要な戦場は押さえているのにコンパクトにまとめられててすごい。
しかし内容は演義でもない、正史でもない設定が色々。
ツッコミをメモに取りながら読んでたらメモが大変なことに(苦笑)

本来死んでる人が長いこと生きてたり、その逆もあったり。
夏侯惇が街亭にいたのが特に衝撃だったかな。
周瑜クラスタとしては、周瑜登場シーンで憤死しそうになった。
周瑜様は仕事投げ出して小喬ちゃんといちゃいちゃするような人じゃないです!!と信じてる!!
でも百万の弓を集めるのが周瑜の功績になってたからそれはありがとうございます。
孫権ですらない…どうして周瑜なんだ…

たぶん今、日本語訳されてる平話って一種類(訳注:二階堂善弘・中川諭)しかないはず。
他にもあったら失礼。
私はこの本読んだのですが、これは本文の下に注が入ってます。
これが結構細かくて、引用されてる故事なども説明してくれます。
私は三国時代以外は漢文の授業レベルの知識しかないので、これが役に立ちました。

この本での一番の衝撃は、注に書いてあった関羽が授かった漢寿亭侯のこと!
「漢の寿亭侯」って意味だと思っていたら、「漢寿(地名)の亭侯」らしい。
寿亭侯なんて侯爵名はなかったそうな。
演義での曹操と関羽の件はなんだったのか!

そういえば、平話は張飛が主人公って聞いてたけどそんなに主人公だったかなぁ?
最初の方は1人で戦功あげて主人公っぽかったけどそれ以降は…

泣き虫弱虫諸葛孔明 第一部(酒見賢一)

泣き虫弱虫諸葛孔明、第一部読了!
タイトルから察することができるとおり魏の将は全く出てきませんが、魏クラスタの私でも面白かったです!

内容のぶっとんでる感もありますが、私は文体が特徴的だと思いました。
ムック本や他の方の感想に「著者のツッコミが入る」と書いてあったけどどういうこと?と思ってたらそういうことか!と。
これじゃ伝わりませんね。
私が感じたのは、ノリがラノベっぽい。
それもギャグ系のやつ(と言ってもラノベはあまり読まないし、最近のものは全く分からないが)
上の一文の、私のカッコ内が地の文で書かれているっていう感じですかね。
読み始めてしばらく、こういう文体と気付かなくて「前書き長いな~どこまで前書きなんだろ?」と思ってました…

第一部の内容としては、この本における孔明とその周辺の人物紹介・孔明と黄氏の結婚・三顧の礼といったところでしょうか。
どの人物もキャラ付けが濃い。
そして内容もハチャメチャだ!と言いたいけど著者のツッコミは「むむむ…確かに」と納得してしまう。
確かに普通こういうことやってたらこう思うよなー、演義(正史)みたいな行動するか?私ならしないわーっていうことが多くて。
これからは正史や演義での人物の行動をどうやって捉えるか、という新たな見方ができそうです。
そういう目線で考えようとしないと見過ごしちゃうんだな…
中国だと(歴史家が創作したから)密談の内容が残ってるっていうのは指摘されて「そうだね!」って思った。
密談だから当人たちが言うことないはずなのになんで内容残ってるんだよ、ほんと。


第二部も買ってきたのですが、しばらくは他の資料を優先しなきゃいけないので我慢!

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