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ATM(新とメモ)

三国志に関するメモ

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人形劇三国志 前半感想

1、4~8、2、3という順番でしたが8巻まで見ました。
全17巻なので半分ちょっと手前。
赤壁の途中までで、9巻が赤壁本番なんじゃないかなー、というところ。

ここまで見た感想としては…ごめん、相性悪いかも!!

面白いですよ、面白いです!
人形の動きがすげー!とか言って見てます!
でも、なんか…自分でも説明できないけど相性悪い……
好きな人物が見つけられないっていうのもあるかもね。
夏侯淵は結構好き(見た目が)。

配役が変わってたり、登場人物が少ないのは人形を用意する問題でしょう。
話が改変されているのも同じ理由でしょう。
それらは仕方ないと割り切っているんだ。
あと判官贔屓はこれに限ったことではないから、多少もやもやするけど諦めてるし。

たぶん、劉備の行動に納得行かないことがあるから…かな?
演義の時点でそういうこといっぱいあるけど、それ除いて。
例えば、何進が殺され、霊帝と陳留王が2人で都から逃げる→劉備たち一行、なんと帝たちを発見!!
ここまではオリジナルだなーってくらいでいいんだけどその後の行動…
崔毅?のところまで連れて行ったら「これから別の用事あるから」と帝を預けて立ち去る。
えっ、帝を都まで連れて行かないんだ!?ていうか用事ってなんだオイ!!!??
ここでお前らが帝をお守りしたら一気に漢王朝復活バンザーイじゃないの!?

演義に合わせるために話を弄ってるのは分かるけど、もう少しうまいことやってくれ。
上の例だったら、最初から崔毅に発見させりゃいいじゃん。
そういうよく分かんないとこが見受けられて…

あー、劉備がカッコよすぎるんだ…だからこんなの劉備じゃない!感ある……
劉備がカッコよすぎて、他を相当に貶してるのがだめかもしれない…
曹操も孫堅も袁紹も嫌な奴に見えた。
劉備を持ち上げるのは仕方ない、他を貶すのも仕方ない、だが度を越すと納得いかない。
あと、声も大事な要素だと思いました。
袁紹のあの喋り方、人をイラッとさせる感じとか。
現在、本職の声優さんはちゃんと発音を勉強して、早口でもはっきりと演技しているのに慣れると聞き取りづらい人もいるんだよなぁ。

ここまで色々と言ったけど、それでも全部見ます!
人形の動きがいいから、内容にハァ!?と言いつつも次が見たくなる!
それにこれからは赤壁!夷陵!
私の好きな火計祭りじゃああああぁぁぁ!!!!!

(追記)霊帝じゃない、少帝の間違えだ
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捜神記

捜神記. 竹田晃訳(1964年)

三国時代以外の話のほうが多いけど、普通に短編集として楽しめました。
左慈や于吉仙人の話とかが載ってました。
演義では使われなかった話がいろいろとあったんだなぁ…
数えてないから実際は違うかもしれないけど、呉に関する話が多かった気がする。
魏はそこそこ、蜀の話は全くなかった…と思う、見落としてなければ。

神様や風習の説明みたいなものから、死んだ人が生き返ったとか予言したとか内容は色々。
「こういう異常なことが起こったときは、こういうことが起きる」という解説も多かった。
ありえないなーっていうものが大半だけど、たまに現代だったらこういうことか…と思うような話もありました。
あまりこういう言葉を使いたくはないのですが、「頭は2つで胴は1つ~」って子が生まれたっていうのは奇形児でしょうね。
性別が変わった話というのもいくつかあったけど、身体的には変わらなかったって話は性同一性障害でしょう。
当時は怪奇現象と思われていたことも時代の変遷(というより知識の増加)で受け取り方が変わるもんですねぇ。

この本を読んでの収穫は、中国では古代から恋人に果実を投げて愛情表現をしたと知れたこと。
創作でいつか使いたい。

三国志平話のメモまとめ

平話を読みながらとってたメモを箇条書きで並べるだけ。
順番も適当、無知を晒すよ!

・義勇軍の時、劉備が錦の戦袍をまとっているって描写あったけどこの時はまだ錦を纏える身分じゃなかったと思うなぁ

・呂伯奢の件について一切触れてなかったのは意外だったかも

・呂布を処断する場面で、呂布と劉備が曹操のことを丞相と呼んでる
呂布が死んだときに曹操が丞相就任してるはずがない

・演義で「詩を作ってるとこみたことないから彼がこんなことをするはずない!」と劉表に言わせた劉備が詩を作ってた
しかも詩のやり取りで趙雲と出会った…

・長坂で「二夫人共に死す」という絶望感。ちなみに井戸に投身してない

・劉備の前に、孫権が孔明に三顧の礼をしたけど孔明は出仕しなかった
三顧の礼をしたから劉備の元で働いたのではなく、劉備だから協力したって印象が強くなるな

・赤壁は呉が最初から戦闘モード
張昭の名前なんてなかった。孫策の遺言が何故か孫堅からのものになってた

・孔明は周瑜と同じくらいの美人さんだったって

・周瑜と孔明が掌に策を書くとこで、周瑜が「火」、孔明が「風」で異なってる

・蒋幹が「張子房」或いは「太公望」と見立てられてる

・黄蓋氏、赤壁に散る……!?

・ホウ統と周瑜が知り合いだし、しかも文面からして義兄弟的なものに読めるんですが…孫策は……?

・馬超と馬岱がいとこじゃなくて兄弟になってる

・歌を歌いながら登場というのは演劇的。平話には歌って登場するシーンがいくつかある
平話は演劇のパンフレットみたいな感じらしい
演義の徐庶はこの流れが残ってるのか?

・蒼天己死っておかしいのか…
漢は五行説で火行にあたる。だから黄巾(土行)なわけだが、火行だったら赤になるはず。
蒼天って何を示してるんだ?
ちょっとググってみたら五行説に蒼ってないんだけど
「蒼天=天命」で(漢に対する)天命はすでに死んでいる!みたいなことですかね?

・関羽が孫権のことを農夫って言ってたけど、犬よりマシだ

・于禁が呉に捕えられてなかった

・関羽が蜀の太子に劉禅を推す→劉封、関羽にいい感情を抱かない
麦城からの援軍要請の手紙を劉封が潰してて、演義の被害者っぷりはなんだったのかと

・曹操が罪をでっち上げて漢の太子を殺した挙句、跡継ぎは優秀な人にすべき!ウチの子どう!?ってあんた…

・夷陵に孟獲が援軍として来てる
これが後の南征に繋がるっていうのは面白いし、割と筋通ってると思った

・呂蒙殿が長生きしてる。夷陵にいる
陸遜の手柄が半減してそう

・関羽の死後にも関平は出てくる。関索も出てくる。関興は出てこない

・王平が南征で死んだ

・孔明のえげつなさ
孟獲を何回も逃がす際に保釈金を要求して蜀の国力回復とは

・梅の実のエピソードが南征での諸葛亮の機転になってる

・孔明が名前を聞いただけで姜維の才を見抜いたのには驚かされた。しかもこの2人、養父と養子の関係になってしまった

・蜀軍が街亭を占拠していたところを魏軍に奪われ、その責任を馬謖がとったことになってる
馬謖が孔明の言うことを聞かなかったからではない

・張コウが皇妃の父なんですか…?
あの張コウですか?同名の別人ですか?

・孫権が死ぬの早いと思う
北伐の時はまだ生きてるよ

・「死せる孔明、生ける仲達を走らす」みたいなこと言ってたけど、どこが死せる孔明の影響だったのかよく分からなかった
孔明人形が出てきたわけでもないし

・司馬懿が皇帝になってた

三国志平話

カテゴリを小説にしていいのかよく分からんですが…
翻訳の三国志平話読了!
300ページくらいで後漢時代の説明から晋の滅亡までを描くという充実っぷり。
とはいえ、蜀滅亡以降を数ページでざっくり説明した結果の晋滅亡です。
主要な戦場は押さえているのにコンパクトにまとめられててすごい。
しかし内容は演義でもない、正史でもない設定が色々。
ツッコミをメモに取りながら読んでたらメモが大変なことに(苦笑)

本来死んでる人が長いこと生きてたり、その逆もあったり。
夏侯惇が街亭にいたのが特に衝撃だったかな。
周瑜クラスタとしては、周瑜登場シーンで憤死しそうになった。
周瑜様は仕事投げ出して小喬ちゃんといちゃいちゃするような人じゃないです!!と信じてる!!
でも百万の弓を集めるのが周瑜の功績になってたからそれはありがとうございます。
孫権ですらない…どうして周瑜なんだ…

たぶん今、日本語訳されてる平話って一種類(訳注:二階堂善弘・中川諭)しかないはず。
他にもあったら失礼。
私はこの本読んだのですが、これは本文の下に注が入ってます。
これが結構細かくて、引用されてる故事なども説明してくれます。
私は三国時代以外は漢文の授業レベルの知識しかないので、これが役に立ちました。

この本での一番の衝撃は、注に書いてあった関羽が授かった漢寿亭侯のこと!
「漢の寿亭侯」って意味だと思っていたら、「漢寿(地名)の亭侯」らしい。
寿亭侯なんて侯爵名はなかったそうな。
演義での曹操と関羽の件はなんだったのか!

そういえば、平話は張飛が主人公って聞いてたけどそんなに主人公だったかなぁ?
最初の方は1人で戦功あげて主人公っぽかったけどそれ以降は…

しばちゅうさん 1~4巻(末弘)

まとめ買いしちゃいました~
私はギャグ漫画が好きです!
面白いけどちゃんと解説もあるし、ちゃんと正史や演義の話を取り入れてます。
他の作品のネタも入ってたりします。
三国志関係じゃない作品のネタも。
でも知らない人は気付かないでスルーできます。
ゲームやアニメとかのオタクだとニヤリとできる系。

…私、曹操好きだからその後の人って結構あやふやだったんですよ…
いやー、ようやく曹丕と曹植の四友を覚えましたね!!
他にもようやく覚えた人が何人か……
曹操以降の魏の行方を知りたい方には楽しく学べるんじゃないでしょうか!?
他の三国志作品だとあんまり描かれない人もいるから、そういう人はビジュアルイメージ付くと覚えますよね?ね??


しかしほとんど出番なかったにも関わらず、荀彧出てくるとテンション上がりますなぁ。
ジュンジュン、チャオチャオって呼び合っちゃうそそ様と荀彧が可愛すぎる。
しょっぱなからしばちゅうさんと仲良かった曹丕の死にはびびったし切なかった。
…が、曹叡ちゃん可愛いヨネー


ていうか今更だけどこのブログ、ネタバレ遠慮せずに書きますからねって注意書きなかったことに気付いたので「当ブログについて」の記事に追記しておきます。

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